7月18日から大阪と京都を回ってきました。 イノダ本店から寺町通りを上がって慮山寺、下鴨神社、上賀茂神社、太田神社の裏山を越えてひたすら歩いて夕方近くにたどり着いたのが圓通寺。 比叡山を借景にした枯山水の庭で有名なお寺です。他に訪問する人もなく部屋の中から縁側の柱を通して400坪の庭と木立の向こうに見える比叡の山を存分に楽しむことができました。 ただ、ここの住職さんは怒っているのです。 この庭の生垣の向こうから聞こえてくる工事の音がその原因のようで、
工事の結果背の高い建築物によって比叡の景色を台無しにされるということでした。 後水尾上皇が12年の歳月をかけてもっとも四季折々の比叡の山を眺めるに相応しい場所として選んだのに何と言うことかと、メディアに掲載されたお怒りのメッセージがお寺の其処ここに張り出してあります。 お気持ちは十分わかりますが、この東京だって以前は富士山の眺望を売り物にしていた場所がたくさんありました。 比叡山が見えなくなっても十分この庭は美しいですよ。 と言ったら叱られるかな。
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