京都国際マンガミュージアムに、出かけてきました。 1995年に閉校した龍池小学校の施設を使って2006年にオープンしたこのミュージアムは、広々とした元の校庭、開放的なオープンデッキ、整った設備、明るくきれいに、行き届いた施設など、どれをとっても気持ちの良い空間です。
子供たちから、私たちの年齢を超える人達が、日差しの差し込む明るい閲覧室の同じ場所で、好きな漫画を抱え込むようにじっと様子を眺めるのも良いものです。
何よりも、どっしりと時をきざんで来た校舎が、すばらしい。 分厚く飴色に輝く階段の手すり、ゆったりととった廊下や階段のスペース、柱の一本一本にいたるまで昭和初期の大切な子供達の学舎を作ろうと言う、建築に関わった人々の誠実な心意気が隅々にまで行き渡っています。
今回の目的は5月24日まで開催されている「冒険と奇想の漫画家 杉浦茂 101年祭」を見るためでした。 お土産には、子供のころ何度も読み返した「猿飛佐助」「忍術合戦」「弥次喜多珍道中」と、この「ひょうたんつぎ」を購入。 大満足の一日でした。